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KATO(C623 +北海道形)÷2=?? [鉄道模型]

押し入れの中からゴソゴソと・・・
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これ、蒸気機関車の音ばかりのレコードです。

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中にはこんな立派な・・・ほぼ写真集、入り。

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S43年頃の録音(全国です)44年頃発売かなぁ~
定価はなんと6,500円(当時消費税はございません)もちろん、10歳にもなっていないsuzuranが買えるわけなく、兄が買っていたものを「レコードプレーヤーないんだべさ、したっけ、貰ってゆくわ・・・」と最近頂いてまいりました。

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アナログレコードをデジタル化するのって、CDのダビングとかとは違い、昔レコードをカセットにダビングしていた頃と操作はにております。楽しい様な、めんどうくさい様な・・・

ゆくゆくは、ほかのレコードも・・・
あ、このプレーヤーはハイレグハイレゾ対応なので、レコードでも「デジタルマスタリング」とか書いてあるやつだとCDよりもいい音質でデジタル化できたりしちゃいます。

今日は、下の記事に合わせて・・・

音だけです、
ホコリの雑音はどうしても入ってしまいますが、通過時の音はまるでジェットエンジンみたいな音です。ぜひヘッドフォンで聞いてみてください。

少し前になりますが・・・
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KATOさんの「C62 3」(再生産)が我が家に到着しておりました。
この時点で2・3×2・北海道形の4両になっておりました。

週末に・・・
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C62 3と北海道形を並べ、じぃっと見比べて・・・

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ナンバープレートの位置、標識灯の位置、シンダ除け その程度でよし!!

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デフの点検口の形状、その程度でよし!!

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発電機の位置、その程度でよし!!

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キャブ、手すり、雨樋・・・ちょっと気になるかなぁ~

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シリンダーカバー形状、よし!!

って・・・・

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これが、C62 3

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これがC6217
シリンダーカバーの上の方の傾斜が違うんです。

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で、、C62 3 のナンバーを外して・・・あら、穴のサイズが全然違う・・・
そして、C62 3の雨樋の位置も少し前寄り・・・

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煙室扉のナンバーの位置、よし!!(各パーツの指差確認しておりました)

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何をしようとしていたのかは、このナンバーの一番上「C62 32」これです。

非鉄の方々へ、簡単なC62の説明です。

C62は、戦後GHQが日本を完全に管理していた時期の1948年
「戦争に負けた国が新しい機関車を造るなんてとんでもない!!」
なんて言われていて、かなりの制限を受けていましたが、復興のきざしか、旅客が増え、幹線旅客用の機関車が不足。そこで「戦時中に戦争の為!!」と沢山作っていて余剰気味になっていた大型の貨物用機関車「D52」に目を付けて・・・
「余剰気味のD52を改造して(でも実際はボイラーくらいしか使っていない)、旅客を運ぶ機関車を作っても良いでありますか?」
とGHQさんにお願いしOKを貰ったのでした。(GHQとしてもそう言って貰えば、上への報告書も出しやすかったのでしょうね)

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これ、D52です。
戦後に改装された姿です。戦時中に作られたのは、木材もふんだんに使われ、重量不足な分はセメントで補充したりしていたそうです。

戦時に製造されたD52について、素晴らしい記事を発見
 http://41-31.at.webry.info/200807/article_6.html
よろしければご覧下さい!!

これで、ボイラーはOK、で、どんな足回りにするか・・・
「そりゃ、幹線用ですから、戦中と戦後に造っていたC59 と同等以上の物が必要でしょう・・・」
「そういえば、C57とかC59がキャンセル喰らったメーカーが悲鳴を上げているそうじゃないか?部品とか治具とか流用も出来るから、C59と同じ足回りで、いいんじゃん!!」
そんな会話は、もちろん、勝手な妄想ですが・・・

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これ、C59です。(道産子の私には馴染みは薄かった)

意外と構想は簡単に出来たみたいです。それよりも、この頃の国鉄マン達は、情熱が凄かったのでしょう、物資だってろくに無い中で、あっと言う間に、この機関車を作りあげてしまったのです。

実際に完成してみると・・・
「いいの出来たんでないかい?」
しかし、物資不足の中で作られた機関車たち、完成した車両の好調・不調の差は激しかった様です。

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これC62です。・・・結構カッコいい!!

東海道本線などの電化などがすすんだ頃、不調な機関車の中から、2・3・27・30・32・42・44が選ばれて
「北海道に転勤(左遷?)!!」
「でも、北海道で、走るためには色々と手をかけてやるから安心しなさい」
そんな感じで・・・

この話を初めに知ったsuzuranは、不調機ばっかりよこしやがって・・・と少し、悔しかったのを覚えております。

で、北海道で走るために必要な装備とボイラー交換(戦時中に造られたD52のボイラーはあまり質が良くなく、危ないので交換)を行い、ほぼ新車の様になりました。その時の改修で、32号機は「なまら調子がいいべや!」の機関車にレベルアップしたのでした。

そんなC62の中で、一番調子の良かったカマ32号機、その為、ニセコなどの本務機(メインで客車などを牽引する。原則として客車などの前に連結)として使われる率も高く、重連の際にには、2番目になる率が高く(坂の多い所などでは一両機関車を増やす、多くは本務機の前に連結。場合によっては列車の後ろに連結して、後押しする事もありました)、にわかSLファンから見ると影の存在・・・
でも、乗務員達には絶大な人気、それは、整備をしている機関区の方々も同じだった様で・・・
しかし、蒸気機関車の終焉が間近に良くあった「全検」(車で言う車検みたいなやつ)のタイミングにより、遠く糸崎(広島県)から来た、C62 16 に、北海道で、走るための装備を譲り、廃車・解体。

ここまでが、大まかな北海道のC62の歴史です・・・非鉄の方、少しお解かりいただけましたか?

道産子の私にとって、最後に来た15・16号機よりも、32・44号機が、北海道のカマなんです。

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そんな、車両が是非欲しく、2両のパーツを組み合わせて、作ってみました。
煙室扉(北海道形)上部ボティ(C62 3)キャブ(北海道形)下回り(北海道形)テンダー(北海道形)
なんちゃって・・・ではありますが、趣が違う北のC62達。
あとは、キャブのメーカーズプレートと雨樋をなんとかすればsuzuran的には大満足。
ゆくゆくは、ナンバープレートを全車、付け替えの予定です。

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で、残った一両分をどの様に料理しようか悩んでいる所です。
(44号機がいいなぁと思っておりますが、汽車会社のは大変かなぁ~)

次は何系の内容でアップしようか?
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これでもデジタル化しようかな?
迷っております。

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