SAPPOROで★をさがす その2 [ぶらり]
前回、ビールの歴史だけを・・・すみませんm(_ _)m
今回はちゃんと、この「札幌ビール博物館」の建物と、そこに付いている★について・・・
この建物が建ったいきさつには
かの有名な・・・
この方が関係していたのです。そう「クラーク博士」
開拓使の北海道開拓。産業を起こし、人が集まり繁栄させてゆく。そのために色々と試行錯誤されていたのです。
そんな中に、幌内炭鉱が1879年(明治12年)から採掘を始め、鉄道が敷かれ(1883年明治16年幌内鉄道全通)、人が集まり、栄えていった・・・
その後どうなった?は横において・・・炭鉱が北海道の開拓を強く後押した・・・いや、牽引したことは確かです。
で、クラーク博士は?
ウィリアム・スミス・クラーク(フルネーム知らなかった)は、マサチューセッツ農科大学の第3代学長に就任。その当時大学は全米屈指のテンサイ製糖技術を持っており、クラークもテンサイの栽培を北海道へ定着させようという希望があった。
だそうで・・・札幌にも1888年(明治21年)「札幌製糖株式会社」が設立されたのです。
そうして、工場が1890年(明治23年)に完成したのですが・・・甜菜の栽培がうまく行かず・・・潰れちゃいました・・
・・ちなみに、クラークさんが札幌に居たのは1876年(明治9年)7月からの8か月間だけ(休暇を取って来ていた)、1877年5月にはアメリカに帰ってマサチューセッツ農科大学で働いております。・・・なので、もしかしたらこの事実クラークさんはしらなかったかも・・
そこで、近くでビールの製造が順調に推移していた「工場が手狭になって来たなぁ~、あ、開拓使さんのあの製糖工場潰れたんだべ?したっけ、おんなじ官営だったし、あのデッカイ建物、こっちに譲ってくれないべか?」と言ったかどうかはわかりませんが札幌麦酒醸造所がこの建物を使う様になったのです。
一つの産業としては失敗に終わった甜菜糖の製造、しかし、現在、道内で甜菜が栽培され「すずらん印」の砂糖が製造されている事実は、クラークさんの提案も役に立った・・・のでは・・・
クラークさんの無理やり甜菜糖工場・・・詳しく知りたい方は是非お砂糖豆知識をどうぞ。楽しいです。
と言ういきさつの建物です(笑)
1890年(明治23年)竣工 札幌製糖株式会社が製糖工場として使用開始
1903年(明治36年) 札幌麦酒醸造所が買収、製麦工場として使用開始
北海道庁の竣工から、約2年後竣工のこの建物、どの★が製糖工場時代から付いていたのかは、残念ながらわかりません。しかし、まぎれもなく開拓使の意志を継ぐ★です。
北海道庁と同じ時期の煉瓦の建築物ではありますが、積み方が・・・
北海道庁は、白石の鈴木煉瓦などの地元の煉瓦を使い「フランス積」に対して、こちらの煉瓦はすべてイギリスから輸入し「イギリス積」しかも、すべてに連番で刻印がされているとの事。
基礎の作り方、材質なども違い、同じ所の発注でありながら、この違いは色々と想像(妄想?)でき楽しいところです。
まぁ、鉄族であるsuzuran6は煉瓦についてはこの程度として、あとは「あの方」とか「あの方」にお任せします(笑)
窓の作りとか、材質とか北海道庁とはちがうんですよね。
北海道庁は道庁の日本人の設計、こちらはドイツ人技師による設計だそうです。
各所の意匠は、似ている様に見えるのですが・・・
★をさがしていたのですが、足場とシートが・・・
一部ではありますが現在見ることができない部分があります。
博物館・ビアガーデンは通常通り営業しています。
煉瓦目的の方は状況確認の電話を入れるのが良いかと・・・
色々と写したのですが、刻印的な物は、発見できておりません。
これは博物館として改装の時につくったのかなぁ~「麦とホップ」
正門から入った所にある記念撮影スポット。この辺りにたむろしていた方々に身振り手振りでよけてもらいました。
「奈・ふ・ル・ば・製・ッ・麦」???
なるほど!!
敷地の一角には鉄分補給が出来る所も・・・
まぁ、元々ここはJR北海道の苗穂工場に近く、鉄分が欠乏した時にはすぐに補給できるところではあります。
この日、もう一か所工場見学いたしました。
残念ながら、写真撮影はできなかったのですが・・・
suzuran6小学校以来の工場見学!!
新製品「雪ミルク」がガンガン製造されていました。
まだ、飲んだ事ないんです・・・
ココにも★があるんですよね。
おまけ 随分前の写真ですが、参考資料として・・・
「札幌ビール博物館」の建物の半分は、こうなっているんですよ!!
札幌で★を探す・・・終
鮮度落ちを防ぐため、ながぁ~い記事をなんと2週に渡って連日投稿しておりましたが、疲れました・・・
でも「開拓使」の事、北海道の初期の事などを調べるのは結構楽しい事でした。
ボチボチいつものペースで、更新させて頂きます。
次は・・・何かなぁ~
今回はちゃんと、この「札幌ビール博物館」の建物と、そこに付いている★について・・・
この建物が建ったいきさつには
かの有名な・・・
この方が関係していたのです。そう「クラーク博士」
開拓使の北海道開拓。産業を起こし、人が集まり繁栄させてゆく。そのために色々と試行錯誤されていたのです。
そんな中に、幌内炭鉱が1879年(明治12年)から採掘を始め、鉄道が敷かれ(1883年明治16年幌内鉄道全通)、人が集まり、栄えていった・・・
その後どうなった?は横において・・・炭鉱が北海道の開拓を強く後押した・・・いや、牽引したことは確かです。
で、クラーク博士は?
ウィリアム・スミス・クラーク(フルネーム知らなかった)は、マサチューセッツ農科大学の第3代学長に就任。その当時大学は全米屈指のテンサイ製糖技術を持っており、クラークもテンサイの栽培を北海道へ定着させようという希望があった。
だそうで・・・札幌にも1888年(明治21年)「札幌製糖株式会社」が設立されたのです。
そうして、工場が1890年(明治23年)に完成したのですが・・・甜菜の栽培がうまく行かず・・・潰れちゃいました・・
・・ちなみに、クラークさんが札幌に居たのは1876年(明治9年)7月からの8か月間だけ(休暇を取って来ていた)、1877年5月にはアメリカに帰ってマサチューセッツ農科大学で働いております。・・・なので、もしかしたらこの事実クラークさんはしらなかったかも・・
そこで、近くでビールの製造が順調に推移していた「工場が手狭になって来たなぁ~、あ、開拓使さんのあの製糖工場潰れたんだべ?したっけ、おんなじ官営だったし、あのデッカイ建物、こっちに譲ってくれないべか?」と言ったかどうかはわかりませんが札幌麦酒醸造所がこの建物を使う様になったのです。
一つの産業としては失敗に終わった甜菜糖の製造、しかし、現在、道内で甜菜が栽培され「すずらん印」の砂糖が製造されている事実は、クラークさんの提案も役に立った・・・のでは・・・
クラークさんの無理やり甜菜糖工場・・・詳しく知りたい方は是非お砂糖豆知識をどうぞ。楽しいです。
と言ういきさつの建物です(笑)
1890年(明治23年)竣工 札幌製糖株式会社が製糖工場として使用開始
1903年(明治36年) 札幌麦酒醸造所が買収、製麦工場として使用開始
北海道庁の竣工から、約2年後竣工のこの建物、どの★が製糖工場時代から付いていたのかは、残念ながらわかりません。しかし、まぎれもなく開拓使の意志を継ぐ★です。
北海道庁と同じ時期の煉瓦の建築物ではありますが、積み方が・・・
北海道庁は、白石の鈴木煉瓦などの地元の煉瓦を使い「フランス積」に対して、こちらの煉瓦はすべてイギリスから輸入し「イギリス積」しかも、すべてに連番で刻印がされているとの事。
基礎の作り方、材質なども違い、同じ所の発注でありながら、この違いは色々と想像(妄想?)でき楽しいところです。
まぁ、鉄族であるsuzuran6は煉瓦についてはこの程度として、あとは「あの方」とか「あの方」にお任せします(笑)
窓の作りとか、材質とか北海道庁とはちがうんですよね。
北海道庁は道庁の日本人の設計、こちらはドイツ人技師による設計だそうです。
各所の意匠は、似ている様に見えるのですが・・・
★をさがしていたのですが、足場とシートが・・・
一部ではありますが現在見ることができない部分があります。
博物館・ビアガーデンは通常通り営業しています。
煉瓦目的の方は状況確認の電話を入れるのが良いかと・・・
色々と写したのですが、刻印的な物は、発見できておりません。
これは博物館として改装の時につくったのかなぁ~「麦とホップ」
正門から入った所にある記念撮影スポット。この辺りにたむろしていた方々に身振り手振りでよけてもらいました。
「奈・ふ・ル・ば・製・ッ・麦」???
なるほど!!
敷地の一角には鉄分補給が出来る所も・・・
まぁ、元々ここはJR北海道の苗穂工場に近く、鉄分が欠乏した時にはすぐに補給できるところではあります。
この日、もう一か所工場見学いたしました。
残念ながら、写真撮影はできなかったのですが・・・
suzuran6小学校以来の工場見学!!
新製品「雪ミルク」がガンガン製造されていました。
まだ、飲んだ事ないんです・・・
ココにも★があるんですよね。
おまけ 随分前の写真ですが、参考資料として・・・
「札幌ビール博物館」の建物の半分は、こうなっているんですよ!!
札幌で★を探す・・・終
鮮度落ちを防ぐため、ながぁ~い記事をなんと2週に渡って連日投稿しておりましたが、疲れました・・・
でも「開拓使」の事、北海道の初期の事などを調べるのは結構楽しい事でした。
ボチボチいつものペースで、更新させて頂きます。
次は・・・何かなぁ~
2015-06-18 16:00
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コメント(15)
トラックバック(1)
拙ブログへのコメントありがとうございます。
確かにお好み焼きには☆が欲しくなりますね。
羊が丘公園も札幌ビール園にも行った事がありません。
北大に合格していれば、別の人生があったんだろうなぁ。
でも、今が幸せだから落ちて良かったのかな(*´∇`*)
by johncomeback (2015-06-18 20:21)
札幌ビール博物館、いいですね。
と言って今飲んでいるのはキリンさんです(^▽^;)
by green_blue_sky (2015-06-18 20:47)
ウン~~ 懐かしや札幌ビール園
まだ若かった三十数年前、札幌転勤初日、届いた引っ越し荷物をそのままにビール園に出向き飲み放題ジンギスカンで夕食。
中ジョッキ12~15杯、女房も10杯程、翌日二人とも二日酔いで荷物整理が出来なかった事が思い出されます。
ジンギスカンの肉、今は生ラム・生マトンが当り前ですが、三十数年前は冷凍ラム(マトン?)でハムの様な円形薄切だったような気が、でもそれなりに美味しかった。 今は無いのでしょうか???
by ジュンパパ (2015-06-18 21:28)
ここ、数年前に(まだビールが飲めない年齢の)
娘と行きました(≧∇≦)ビール好きには
なまら萌えてしまうスポットでぇすよねぇ〜♡
この次のソネブロ全国大会は札幌にしましょうよ♪
きゃっ♪鱧?
7/12はねこちゃんのBBQなので
それ以外の日で宜しくです☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
by まこ (2015-06-18 23:39)
写真大きくして探しましたけど刻印ポイのは見えるとこに無さそうかなあ^^
輸入煉瓦で造られたものなのですね!本場物より日本人が手がけたほうがやっぱいいかなあ~w
でもポリクロミーを狙ってか焼き締めと普通の赤れんがちゃんを積んでるのが渋くてボクは好きでもありやす^^
開拓使に触れるのが面白いものなのだとこの前知らされた。そんな気がします^^
by ちょいのり (2015-06-19 01:16)
やっぱり、〆はここですよね、かすめるくせにまだ行けていない(T-T)
今度はまこさん言うようにサッポロオフかな^^;
by kinkin (2015-06-19 04:45)
平和駅から何分・・・!?
まあ、あんまり独りで行くところじゃないからね(^_^;)
by やなぼー (2015-06-19 06:35)
いいところやね。
羨ましい!!^^
by hatumi30331 (2015-06-19 07:25)
★&☆が美味しい時期ですね〜♪
(一年じゅう飲んでいるけれど…^^;)
サッポロビール園行きたいっ!
ジンギスカンとともに☆を味わいたいっ!
by あおたけ (2015-06-19 09:33)
レンガの建物をみると
その中では何らかの酒が飲める!というイメージがついてしまって
建物をみるとヨダレが出るというパブロフの犬状態(笑)
by リュカ (2015-06-19 10:25)
雪印。バター愛用。
by 夏炉冬扇 (2015-06-19 18:04)
★サイコゥ~! う~ん! たのしい!
こんなに楽しめるブログを、私も目指す所存です。
あああ!そうだ!★の仲本さぁ~ん!今、どこですかぁ?
by hanamura (2015-06-19 21:25)
ジンギスカンにビール・・・でもおいらだったら白飯で・・・^^
by くまら (2015-06-19 23:24)
イギリス積みだったりフランス積みだったり・・・
いろいろと力関係があったのかなぁ
でも煉瓦造りっていいですよね^^
by さる1号 (2015-06-20 03:03)
私も最近、少しはレンガに興味を持ったりしていますが、やっぱり
ビールの方が興味を惹きます^^;。
by sakamono (2015-06-20 11:38)